子供手当、高校無償化

民主党のマニュフェストの目玉であった子供手当と高校無償化が衆議院で可決され、いよいよ成立となる...

山本毅法律事務所 新着情報

新着情報

子供手当、高校無償化

(2010-03-17)

いよいよ成立か

民主党のマニュフェストの目玉であった子供手当と高校無償化が衆議院で可決され、いよいよ成立となる。
民主党のマニュフェストには全く手つかずのものも多いが、参議院選挙を控え、これだけはやっておきたかったのだろう。


子育てと教育に力を

子育てと教育にもっと力を注ぐべきこと自体には異論は少ないと思われる。しかし、問題は今回の政策が本当に役立つのかどうかである。子供手当については、保育所など安心して子供を産み育てることができる環境の整備のほうが、必要であると考える。また、高等教育の無償化にの前には、ほぼ全員が高等学校に進学する必要があるのか、またそのことによって教育内容の低下が著しいことなど検討すべき課題がある。


その財源は?消費税アップを

現在の破綻した財政状況において財源をどう確保できるのかが最も重要な課題である。税収の落ち込みをカバーできるのは消費税でしかないであろう。年金問題の抜本的解決も考えると税率は15%を下回らないと考える。
民主党は4年間消費税を上げないと言っているが、財政破綻、国債や円の暴落を回避するためには早期の増税が必要であることは明らかである。